思いやりのある嘘から悪意のある嘘まで
私たちは、実は日々多くの嘘 をついています。
気の乗らない誘いを「予定があるから」と断ることもあるでしょう。
友人と観た映画がおもしろくなくても、「おもしろかったよね」と言われれば、「ラストのシーンが特によかったよね」などと話
を合わせることもあるでしょう。
これらは相手を傷つけないための嘘であり、人間関係を円滑にするためにはある程度必要なものです。
誰もが完全に正直だったら、世の中はもっと殺 さつ 伐 ばつ としているはずです。
一方、嘘は使いようによっては危険な武器にもなります。
犯罪やトラブルとの関わりも深く、嘘をついて利益を得る「詐 さ 欺 ぎ 」などはその典型です。
嘘は悪いものだと教えられるのは、こうしたことを防ぐためかもしれません。
ただし、悪意のない嘘であっても、結果的に相手を傷つけてしまうこともあります。
また、嘘をつくと、知らず知らずのうちにストレスがたまるもので、嘘をつかないほうが心身ともに健康になるというデータもあ
ります。
「嘘も方便」とは言いますが、たくさん嘘をつかなくても相手とうまくやっていけるようなコミュニケーション力も、大切かもしれませんね
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