顔を合わせる回数が多いほど好意が増すことを「単純接触の原理」と言います。

私たちは、日頃よく会う人に対して、好意を抱きやすくなっているのです。

たいして興味のない異性であっても、何度か会っているうちに、「この人って、いいかも」と思えてくるのは、この心理作用が
働いているからです。

なぜ、会うだけで好意が増すのでしょうか。私たちは見ず知らずの人に対しては、相手の行動を予測しづらく、警戒心をもちます。

そのような相手には無意識に好意を下げ、逆に見慣れた人に対しては警戒心が薄れるため、好意をもちやすいのです。

つまり、恋愛では、「こまめに会う」「頻繁に連絡する」ことが大切だと言えます。

実際に結婚したカップルを調査したところ、そのほとんどが近接した街に住んでいたという「ボ ッサードの法則」もあります。これは、住んでいる場所が近いほど、結婚する率が高かったというものです。

相手との距離が近ければ、ちょっと会うことも簡単にでき、心理的な距離も近づきやすくなります。
もしも気になる人がいるなら、「近くにいること」「何度も会うこと」を心がけてみましょう。