買うか買わないかは自由に決めたい
買い物をしていると、さまざまな売り文句を見聞きします。
よくあるのは、「値下げしました」「レジにて5 %引」というような、お財布にうれしい売り文句。
「売れてます」「人気商品」といった、同調心理をくすぐる言葉もよく使われています。
そしてもう 1 つ、頻出のものを紹介しましょう。
それは、「最後の1点」など、限りがあることをあらわす言葉。
アパレルショップなどでよく耳にするセリフです。
同じ商品を大量入荷しないため、すぐに最後の1点になってしまうのでしょう。
この「最後の1点」という言葉は、そのときを逃すと買えなくなることを意味するため、購買意欲を高めます。
というのも、人は皆、無意識のうちに「自分は自由だ」と思っているため、その自由が失われそうになると抵抗したくなるのです。
これを「心理的リアクタンス」と言います。
簡単には手に入らないとわかると、それが妙に魅力的に見えてくることは、買い物に限らずよくあることです。
手に入れば、買ったものに対する満足感も大きくなりますし、希少価値のあるものを手に入れたという優越感も味わえるでしょう。
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